当院で世田谷内科総合クリニックでは
幹細胞エクソソーム培養上清液の点鼻薬による点鼻療法を2021年開業当初より行っております。

幹細胞エクソソームと培養上清液についてはこちらからご覧くださいませ。

幹細胞エクソソーム療法について

最近WEB上の広告などで、数々の幹細胞エクソソーム含有点鼻薬が販売されております。

当院へも、その違いについての、お問い合わせをいただく事が増えて来ましたため、記載をさせていただきます。

当院世田谷内科総合クリニック取扱の幹細胞エクソソーム含有上清液（max NFC,CLASS，EXOPure）は、点滴療法にも同様に使用しているため、抗生剤･防腐剤などは使用せず､また､別で作ったEGFなどの成分を培地に混合して培養することはせず､経験豊富な専門培養士が独自の培養技術(自然培養)で超高濃度の幹細胞上清液を日本国内の厚生労働省から認可を受けた培養施設で製造しています。

（※培養時に発生する不純物・アンモニアなど全ては除去しております）

 上清液の原材料となる幹細胞は､凍結された幹細胞は使用せず､ドナーから幹細胞を採取し､24時間以内に細胞培養を行い､エクソソーム含有上清液を製造しています。

(※通常、培養前に凍結保存をした幹細胞は一部の細胞が破損した状態になります)

現在、市場にはさまざまな品質の製品が多数存在し、正規の濃度よりも何十倍も何百倍も薄められている粗悪品があると言われています。

当院取扱いの幹細胞培養上清液は、点滴療法にも使用している”再生量現場で使用されている、厳格な安全基準に従い、一貫した品質管理を行っています。各製造工程での厳しいチェックにより、製品の品質を均一化し、一貫性のある高い水準を維持しています。また、圧倒的なサイトカイン含有量”を誇る超高濃度幹細胞上清液を、幹細胞点鼻薬にも全く同じ濃度のものを使用しておりますので、御本人さま・ご家族さまに対して御安心してご利用いただけます。

※実際に脳疾患で、リハビリ入院をされている病棟内の治療にも当院の点鼻薬は使用されております。

点鼻療法とは、幹細胞培養上清を吸引し、鼻腔内注入する治療法です。

鼻腔内に注入する治療法で、医師のカウンセリング後に、患者様ご自身により、ご自宅で手軽に投与が可能です。

 

通常の点滴では培養上清液の有効成分は

 

脳内毛細血管の脳血液関門

（blood-brain barrier、略称:BBB）

を通過する事が出来ません。

 

そこで脳に疾患がある場合や老化による機能低下がある場合には点滴ではなく点鼻によって投与します。

 

よってこの治療法は、有効成分が嗅球を通じて、培養上清が脳細胞にダイレクトに働きかけることにより

 

新型コロナウイルス感染症では

発症から4週間以上経過しても下記のような

後遺症が現れることが分かっています。

 

呼吸器障害として

咳、息切れ、胸の痛みや違和感、息苦しさなど

 

身体機能障害として

嗅覚・味覚障害、倦怠感、頭痛、関節痛、食欲低下など

 

精神機能障害・認知機能障害として

心的外傷後ストレス障害（PTSD)、記憶障害、不安・抑うつ、不眠症、食欲不振など

 

 

後遺症の原因としては、自己抗体、感染症などを契機とする過剰な炎症反応（サイトカインストーム）活動性のウイルスそのものによる障害、不十分な抗体による免疫応答などが考えられていますが、いまだ明確にはなっていません。

 

このため、後遺症の治療には長い時間がかかる場合や感染から1年経過後も症状が見られる場合があります。

 

症状が軽微であっても、体のさまざまな部位にダメージを受けている可能性があり持続的な症状を発症する可能性が考えられます。

 

日本国内でもコロナ後遺症に対する専門外来はまだ多くなく治療法も確立されたものがない状態です。

 

多くのコロナ後遺症の症状として挙げられるのが、呼吸器系と脳神経系の障害であることから

 

培養上清液点鼻投与が効果的であると、これまでの研究によってわかってきました。

 

培養上清液には炎症を抑制する効果に加え、活性酸素のスカベンジャーとしても作用することで、同時に炎症によって傷ついた細胞の修復や衰えた細胞の活性を促す効果が期待されています。

 

近年、幹細胞エクソソームが脳梗塞治療の新たな可能性として注目されています。

 

最近の研究では、脳梗塞や脊髄損傷後の後遺症の軽減とリハビリ効果の向上が報告されています。

幹細胞を培養する過程で生じる上清液には、サイトカイン（神経保護因子、成長因子、血管新生因子など）が豊富に含まれており、これらは脳内の幹細胞を活性化させ、自己修復を促す役割を担います。

点鼻投与により、この点鼻薬を直接脳に届ける方法が、血管内投与よりも効果的であることが示されています。

点鼻投与は、嗅球を通じた脳内への直接的な到達ルートや、三叉神経を介した脳幹・脊髄への経路を利用し、内服投与に比べて早期かつ高濃度でエクソソーム・サイトカインを脳内に運ぶことが可能です。

この治療法により、歩行困難だった脊髄損傷患者が幹細胞投与後に劇的な回復を遂げ、数週間で自立歩行が可能になったという症例も報告されており、これは血管内投与と比較して約1万倍以上の効果があるとされています。

これらの進歩は、脳梗塞や脊髄損傷治療における大きな希望となっています。

脳梗塞は、脳の血流が一時的に遮断されることで発生し、その結果、脳組織に損傷が生じます。

 

エクソソームは、細胞から分泌される微小な泡状の構造体で、細胞間コミュニケーションを助ける役割を持っています。

 

特に、幹細胞由来のエクソソームは、損傷した脳組織の修復を促進する成分を多く含んでいるとされ、脳梗塞の影響を受けた部位の再生や機能回復をサポートする可能性が研究されています。

 

このアプローチは、脳梗塞後のリハビリテーションや治療の新しい治療方法として期待されています。

 

幹細胞培養上清液の点鼻薬治療は元々は、認知症の症状を抑える目的に使用されることが多かったものですが、近年では、美肌効果、育毛効果、性機能改善効果、認知機能改善効果などアンチエイジング効果も期待できる治療として注目されています。

４種のエクソソームヒートマップ

４種類、歯髄・骨髄・脂肪・臍帯血の幹細胞由来のエクソソームヒートマップ分布図になります、歯髄・骨髄・脂肪・臍帯血のそれぞれが、それぞれの部分を補っていることが分かります。

この独自の技術は、私たちが取得している特許によって守られており、世界的にも他に類を見ない革新的な技術として位置づけられています。

1バイアル辺りに、7,800億個以上のエクソソーム含有の世界で唯一の幹細胞上清液です。

エクソソームの配分はドナーの年齢や性別、その他の要因によって異なるため、同じロットでの提供は困難です。

たとえば、ある時は20歳のドナーから得られたエクソソームを使用し、次回は30歳や40歳のドナーからのものを使用することがあります。

 

このようなロット差が患者への治療効果に影響を与えないよう、私たちは厳選された方法で幹細胞を収集しています。

 

具体的には、4000人以上のドナーから得られた幹細胞を綿密に比較分析し、その中で最も安定して優れたエクソソームを生み出す「スーパーセル」と呼ぶ特定の幹細胞を特定しています。

 

このスーパーセルには不死化処理を施し、一世代継代培養を避けることで、安定したエクソソームやサイトカインの提供を可能としています。

など、様々な声をいただいています。

 

注射や点滴ではなく点鼻という投与方法ですので

非侵襲的でご自宅でのケアとしても気軽に取り入れていただけるものかと思

います。

本製品は、ヒト臍帯組織由来の間葉系幹細胞を使用しております。

使用する資材は、再生医療1種(iPS細胞等による再生医療)等で用いられる臨床グレードの培養液や
コーティング剤 (ラミニン: 細胞外マトリクス)を使用しております。

これらの培養液等は、他動物の原料は不使用であり、安全性においては最もグレードが高いだけでなく、
他社が使用する一般的な培養液などの資材より、幹細胞の活性
(細胞増殖能, 培養中の遺伝子発現などによる評価)に最も適したものを使用しております。

そのため、原料費用は他社が用いる一般的な資材の数十から百倍程度の高コストとなっております。
これらの培養液は、あくまで細胞活性を高めるために一定期間の使用を行うものであり、

高濃度な成長因子を含むため、上清として使用することはできません。

実際に、採取する上澄み液は、名古屋大学医学部から報告されている臨床で用いられた実績のある培養液で上清を採取し、細胞や細菌などの混入を防ぐために、フィルターで複数回濾過した状態の上清を用います。